家や年齢の順で回ってくる役員の数々

家や年齢の順で回ってくる役員の数々

 班長(組長)、農家組合の役員、地域会など家の順番に回ってくる役員や、区長、消防団、若妻会、老人会、子ども会役員など年齢の順に回ってくる役員があります。

 また、葬儀関係の役や手伝いなど、地区によっては様々な係りがあり、昔からの相互扶助の形が今に続いているものもあります。

 ただ、これらの役員は単純に家や年齢順ということではなく、その家の事情や状態によって免除されることもあります。区長など重要な役は男性優先という面も多少あり、相応の男性がいない家は免除されるし、病人や不幸のあった家も考慮されます。できる時がきたらやってもらいましょうという、助け合いの形がここでも生きています。

 ただ、できるのに理由をつけて避けるのは、人間性が問われます。

 また、神社や公民館のそうじもグループごとに回ってきます。

 このような奉仕作業にきちんと参加することが、地域に溶け込む一番の近道です。
posted by 芝山遼太郎 at 21:46 | 田舎生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

田舎デビューで嫌われるタイプ

田舎デビューで嫌われるタイプ

 田舎暮らしを始めた人が、女性の反感を買ったり、男性同士でぶつかりあうことがあります。

 都会でプライドをもって働いてきた人が、田舎暮らしを始めたからといって、急にただのおやじになることは難しいものです。

 会社では、我慢してでも付き合ってくれるのが普通ですが、田舎社会では、いやな人と思われれば、誰にも相手にされなくなってしまいます。

 地域にうまく溶け込んでいくポイントは
・知ったかぶりや、教えてやるといった考えを捨てること。求められているのは指導者ではなく友達です。
・人の話はさえぎらず、最後まで聞くこと。です。

 「頭ごなしに言い過ぎる」と女性たちが反発し、打ち解けるのに3年かかった人もいます。女性は地域の先輩。意見を尊重しないとうまくいきません。

 中高年の男性同士は、一度ぶつかったら決別しやすものです。でも「これから嫌なことを言う。あとで一緒に飲みに行ってくれ」と口説いて仲間が集まったケースもあるそうです。時間がかかって当たり前。相手を避けないことが大切です。


2007年5月30日朝日新聞生活欄「オトコの老い支度B」を参考にしました。
posted by 芝山遼太郎 at 21:23 | 田舎生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

未だに残る身分差別

未だに残る身分差別

 「まさか士農工商の身分制度が残っているのではないのでしょうね」「いやご心配なく。いまどきそんなのあるわけないじゃないですか」・・・・・・・・という会話を期待してました。?

 実はあるのです。100年前の上下関係が未だに残っているのです。
 それが表立って出てくることはありませんが、意識のどこかにのこっているのです。地主と小作人。雇い人。古くから住んでいて、田んぼを持っている人と戦後(古い言葉か?)入植して畑を開墾した人たち。土地を持っている人とそうでない人。新しく来た人でも身元の知れたものとそうでない者。それぞれあからさまな差別はありませんが、意識のどこかにあります。

 今の世の中、生活程度にそれほど差がなくなり、みんな中流になりましたが、伝統的な役柄を選出するときは(神社や寺の総代など)やはりそういうことが影響してきます。さすがに今は、結婚や就職には影響はないようですが。

 今はそういったカビの生えた上流身分より、お金のたくさんある羽振りのいい人が幅をきかすというのは日本全国共通ではありましょうが。
posted by 芝山遼太郎 at 21:23 | 田舎生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自治消防団への参加と消防費

自治消防団への参加と消防費

 江戸火消しのようなはっぴを着た自治消防団をご存知でしょうか。市町村の総務部(課)の管轄下で、消防自動車や防火水槽等が市町村の負担で設置されています。
 
 各地区毎にそれらの施設設備が配置されており、防火活動や初期消火の任にあたります。団員は地域の人たちがで構成され、訓練や火災時には出動します。
 消防署とは別の組織で地域住民だけで組織されています。田舎では20代から30歳くらいまでの青年が参加することが半ば義務になっています。

 農業や自営業の人たちが中心になって編成されますが、地域によっては会社員や公務員も参加する場合があります。

 消防団に参加して、はじめて一人前の男と見る向きもあり、入団を拒否したり参加を渋ると「消防もできないのか」といわれ、肩身の狭い思いをすることになります。これくらいしないと、消防団という組織を維持できないからなのでしょう。

 はじめて、田舎暮らしを経験した人は「消防署があるのになぜそんな組織が別にあるのか」と不満も出るわけですが、ここで、社会の常識や地域の団結力、協力性等が養われることも無視出来ません。

 また、万が一火災が発生した場合でも、地域の水まわりやそれぞれの家を良く知っている人たちがいち早く駆けつけますので、初期段階で消火が可能なのです。

 市町村からの補助と、地域からの消防費の集金で運営されており、各戸から年額5000円程度集めます。それらはほとんど団員の飲食費にあてられます。

 冬の夜など、毎日夜警をしたり巡回をしてくれますので、それぐらいの負担は仕方のないところです。

 都会から来た人は、その趣旨が理解できず、たまにトラブルになることがあります。
posted by 芝山遼太郎 at 21:42 | 田舎生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

集金はされても会計報告はなし

集金はされても会計報告はなし

 地区の自治会費や懇親会費など、田舎の自治組織を維持するために会費が集められます。

 また、市町村からの補助金等もありますので、役員や会計係りが決められます。ほとんど家の順番で決められており、特別の事情がない限りやらざるをえません。

 地区の総会の時に、会計簿が回覧されるのはまだ良いほうで、ほとんどの場合監査も会計報告もありません。お金に関しては細かなことは言わないのが原則です。

 使途はほとんど役員会の飲食費です。地区の役員はボランティアです。若干、役員手当てとして市町村から支給されますが、現金というのは少なく、慰安旅行の補助になったり、現金の場合は、源泉徴収で税金が差し引かれての支給になります。その上、サラリーマンだと翌年確定申告をしなければなりません。
 金銭的なメリットはほとんどありません。

 そこで、役員さんの慰労にと飲食位はみんなで負担しようというのかもしれません。順番でまわってくるのですから。長年の慣習も分からないではありません。

 あまり、地区会費の使途を深く追求しないほうが賢明です。ただ、これからは金銭についてはきちんとしなければならない時代にはなっています。

 世代交代や、意識改革で田舎といえども変わっていかざるをえないようです。
posted by 芝山遼太郎 at 21:13 | 田舎生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

脅威の情報伝達網

脅威の情報伝達網

 集落の中で起きた大きな事件(交通事故や救急車で運ばれた人が出た等)はもちろんのこと、○○さんの家の猫が死んだことなどどうでもいいような事件まで、情報はその日のうちに知れ渡ります。

 また、個人の家でおきたことも同様に(○○さんの家の娘ができちゃった結婚するとか、××さんの家では息子が高校受験に失敗したとか)数日のうちに伝わります。

 良いことより悪いことのほうが、正確に早く伝わるのはどの社会でも同じですが。
 あの人がそんなことまで知っているのかと驚かされることもあります。バラエティ番組を見ている年寄りが多いせいか、芸能情報だって若者顔負けです。

 伝達の方法は、老人が孫のベビーカーを押しながらうわさをばらまいていくとか「ねえねえ知っている、誰にも言わないで」で伝わっていくケースなど昔からのオーソドックスなアナログ手段が多いようです。

 それでどうということはないのですが、みんなが同じ情報を共有することで、共同社会が安定するらしいのです。
 その反面、大事な連絡はなかなか伝わらないというのも困ったものです。

 
posted by 芝山遼太郎 at 13:30 | 田舎生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

我が家への訪問者は全てチェック済み

我が家への訪問者は全てチェック済み

  佐藤さんはある日お隣のおばあさんに「昨日、見たことのない女の人がきてましたね。」と言われ、びっくりしてしまいました。確かに昨日、中学校時代の友達が訪ねてきていました。田舎暮らしを始めたことを聞いて、久しぶりに会いに来てくれたのでした。
 このように郵便配達の人や農協の人など普段訪ねてくる人を含め、どのような人がどこの家に来たかほとんど知られています。

 見たことのない自動車が入ってきても同じであり、全て知られているということに煩わしいと感じる人(特に若い人たち)は多いと思います。

 また家を出るときも、誰とどの方向へ行ったか誰かが見ています。いつもの出勤コースを用事があって変えると「この間、いつもと違う方向にいきましたね。」と言われることもあります。

 もちろん、全て善意であり他意はありません。むしろこのような煩わしい行為が、防犯上たいへん有効に機能しています。
 見たことのない人や不審な車が集落を徘徊していると、たくさんの目が光っており、そう簡単に空き巣など入りようがないのです。留守でも鍵をかけない家が多いのも、ちゃんとした裏づけがあるのです。 登下校の子供たちも集落の中では、たくさんの目に守られているのです。
posted by 芝山遼太郎 at 13:09 | 田舎生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

家族関係は3代前まで知られている

家族関係は3代前まで知られている

 田舎では未だに3世代、4世代同居ということも珍しいことではありません。70代の祖父母、50代の両親、20代の若夫婦と幼い子供たち。それに加えて90代の曾祖母という家だってあります。8人〜9人家族という家もあれば、若い人たちは都会へ出て、独居老人や2人暮らしという家も最近は増えています。

 しかし、何人住んでいようと3代くらい前までさかのぼって、あそこの家の誰々はどこから嫁に来て、あるいは入り婿でということから始まって、2男・3男の会社での地位から住まいまでほとんど知れわたっています。特に老人の情報通には舌を巻きます。さすがに若い人たちは近所の人間関係には興味を示しませんが、中高年になれば、女性男性を問わず、あきれるほどよく知っています。

 ○○さんのお母さんの父親が亡くなったなどという情報は、親戚でもないのに数日にして知らないものはありません。

 あなたの個人情報など、たちどころにして白日のもとにさらされます。

 良くも悪くも、その人たちを良く知っていないと、安心してつきあえないということはあります。
 反面、お互い理解し合えば親身になって接してくれます。何らかの形で縁戚関係でもあれば、親戚同様のつきあいになります。
posted by 芝山遼太郎 at 23:23 | 田舎の一般情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

田舎に個人情報の保護などない

田舎に個人情報の保護などない

 田舎の家の間取りなど地区の人みんなが知っている
 長い間田舎に暮らしていると、隣近所の家はもちろん、近在の家の間取りや家の中の様子は、見なくとも想像がつくものです。
 
 最近は、モダン(古いかな)でカラフルな家も増えてきていますが、平屋で30坪もある家なら、大体間取りは決まっているのです。
 寝室や老人の部屋、子供部屋等の位置はもちろん、貴重品を置く場所や箪笥の位置だって大体似たようなものです。

 私の住んでいる千葉県上総地方の農家を例にすると、南側の日当たりの良い場所は、二間続きの和室になっており客間として使えるようにしてあります。かつては冠婚葬祭すべてここで執り行いました。大きな農家の家になるとこの二間で20畳もあります。仏壇や神棚もここにあります。

 普段、家族が過ごす茶の間や居間は北側や東側にあるのが普通です。貴重品を置く場所は、寝室や仏壇の下等が多いので空き巣対策としては要注意です。電話は玄関にあることが多いのですが、最近は子機つきなので一概には言えなくなりました。

 このように大体パターンは同じなので、集落の人全てが知っていると同じことなのです。そういうことで連帯感や安心感があったものです。さすがに今は少なくなりましたが、留守でも鍵をかけない家もめずらしくはなかったのです。それでも空き巣などの犯罪はあまり聞きませんでした。

 最近2×4工法で母屋を新築する家も増えてきましたが、間取りが想像できず、違和感を憶える人が多いようです。(高齢者が)
posted by 芝山遼太郎 at 22:51 | 田舎の一般情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

田舎暮らしを始める前に

田舎暮らしを始める前に

 これさえ知ればばら色の田舎暮らし
1947年からのベビーブームで生まれた約680万人が「団塊世代」とよばれ、07年から定年退職が始まります。この内で約350万人が都市部で暮らしているといわれます。

 2005年の内閣府の調査では、都市に住む50歳台の28,5%が「田舎に住みたい」「田舎に移住したいと思っている」と答えています。
 自然が豊かで、生活費も安い。田舎暮らしへの憧れはかなり高いといえるようです。

 最近、人口減の著しい地方の市町村等で、大都市からの移住者を誘致する動きが盛んです。定年期を迎える団塊世代をターゲットにしたケースも多いのです。
 
 男にとって、仕事一筋であった今までの人生をここでリセットし、田舎で第二の人生を心豊かに生きてみたいという思いも大きいようです。

 だが、楽観ばかりはできません。都市部にはない地方独特の冠婚葬祭など、目に見えないお金が意外と係り、また、人間関係も濃密なので地域にとけこめず、都会に戻る人もいます。
 また、老後の医療サービスや買い物など、元気なうちには思いもつかなかった田舎の不便さが出てくるものです。

 田舎の持つ良いところだけでなく、初めて田舎に移住しようとする人が知らなければならないこと、クリアーしなければならないことをできるだけわかりやすく田舎暮らしのメリット、デメリットも含め紹介していきます。

 田舎暮らしを目指す人の夢の実現の手助けになれば、田舎人として幸いです。
posted by 芝山遼太郎 at 20:20 | 田舎の一般情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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